「インクルーシブ社会」とは、すべての人が互いに尊重され、自分らしく生きられる社会のことです。
性別、年齢、障がいの有無、国籍、文化的背景、価値観などに関わらず、誰もが排除されることなく、安心して生活できることを目指します。「インクルーシブ(inclusive)」とは「包み込む」「仲間に入れる」という意味で、特定の人だけが優遇されたり、逆に取り残されたりするのではなく、誰もが社会の一員として対等に関われることを大切にしています。
たとえば、障がいのある方が働きやすい職場づくり、多様な家族のあり方の尊重、子どもから高齢者までが参加できる地域づくりなどもインクルーシブ社会の一環です。大切なのは「違いを受け入れ、支え合うこと」。インクルーシブ社会は、すべての人にとって暮らしやすく、温かい社会をつくる考え方です。私たち一人ひとりの理解と行動が、その第一歩になります。
とは言え、インクルーシブ社会に対してネガティブな意見を持つ方もいるのではないでしょうか?
例えば、以下のような考え方もあるのではないでしょうか。
- 「平等より能力重視」
全員を同じように扱うことより、能力や成果に応じて評価すべきという考え方です。効率や生産性を重視し、「配慮は甘やかしになる」と感じる人もいます。 - 「コストや負担が大きい」
バリアフリーや多様な支援にかかる時間・お金・労力が過剰と考え、「そこまで対応する必要があるのか」と疑問を持つ方もいらっしゃいます。 - 「社会の変化への抵抗」
従来の価値観や常識が変わることに不安や抵抗を感じ、「配慮ばかりで窮屈だ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
こうした考えは、必ずしも悪意からではなく、「自分たちが不利になるのでは」という不安から生まれるようなんです。わからなくもないですよね。
では、インクルーシブ社会で得られるものってどんなことでしょうか?
まず、誰もが安心して暮らせる社会になるという点です。性別、年齢、障がいの有無、国籍、家庭環境など、さまざまな背景を持つ人が排除されることなく受け入れられることで、社会全体が温かく、優しい雰囲気になります。とても理想的ですよね。
次に、多様性が活かされることによる発展が期待できます。異なる価値観や経験を持つ人々が協力し合うことで、新しいアイデアや創造的な発想が生まれやすくなります。たとえば、企業や学校、地域活動などでも多様な人材が参加することで、より柔軟で豊かな取り組みが可能になり共創が生まれます。
さらに、誰もが生きがいを持ち、自分らしく活躍できることも大きなメリットです。自分の特性が理解され、尊重される環境では、人は安心して能力を発揮できます。これは個人の幸福感だけでなく、社会全体の活力にもつながります。
インクルーシブ社会は、特定の人のためだけでなく、すべての人にとって住みよい社会をつくるという視点を持っています。それは私たち一人ひとりの未来にとっても、大切な価値観になっていくと素敵だなと考えます。

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